2012年12月31日月曜日

タシケントの冬

確か11月中旬に初雪が降って
でもそれは「みぞれ」って感じで。
12月に何回か雪が降って
ようやくタシケントの冬を実感できるようになった。

雪が降り続くような寒い日は
タシケントの気温は0度より低いままだ。
でも空気が乾燥しているので
気温の割に寒さは感じない。
肌の空気に触れている部分はピリピリするけれど
冷えが体の芯まで来ない感じ。
これからもっと寒くなったら
そんな悠長なことを言っていられなくなるかもしれないけど。

雪もいい。
乾燥しているのでベチョベチョしない。
ある日、晴れているのにヒラヒラと雪片が降ってきた。
見上げると、街路樹に積もった雪が
粉状のままそこにあって
風で少しずつ落ちているのだった。

雪かきも、スコップで掘ったあと
ほうきで掃いている。
それくらい雪がサラサラしている。

初雪が降ると、カップルは「初雪おめでとう」というメールを
送りあうそうだ。
このサラサラした雪なら
そういうロマンチックなことも似合う気がする。

写真は、雪の中の法科大学、その向かいのアムールティムール広場、雪をほうきで掃くおじさん

2012年12月20日木曜日

ロシア語を習ってみた

1ヶ月半前から、ロシア語を習い始めた。

私の周りの日本人から集めた情報によると
ロシア語の家庭教師をつけた場合の相場は
1回10ドルである。
月給200~300ドルという話なのに
語学教師の時給はずいぶん高く設定されている。

それで、同期のたろうさんが
「もっと安く習えるはずだ」と言って
1ヶ月・週2回・3人、で
1人10万スム(約3000円)の塾を見つけてきた。
生徒は日本人3人。英語でロシア語を教えてくれる。

と、サラッと書いたが
日本のように
ネット上にスクール情報がまとまっているわけではないし
スクールのマネジメントもなってないしで
レッスンが開始に至るまで
たろうさんはとても苦労したらしい。
私はその成果にひょいっと便乗したのである。

☆ ☆ ☆

ロシア語はとても文法が面倒な言語である。

日本語だと、格助詞をつけることで
単語の「格」が決まる。
たとえば、「が」がついたらそれは主語だし
「を」がついたら「目的語」だとわかる。

ロシア語は、それを各単語の語尾変化によって表す。
各単語には、主語のバージョンとか直接目的語のバージョンとか
6通りのバージョンがあり
格の違いだけでなく、後に続く単語の性(男性・女性・中性)も
変化の仕方に影響する。

つまり、やたらと変化するのである。
名詞も動詞も形容詞も、みんなガンガン変化する。

だから、ロシア語を習うとなると
どうしても構造シラバスになりがちである。
少なくとも私にはそう見える。
構造シラバスというのは
文法を中心に学習を進めていくカリキュラムのことである。
ほかに、機能シラバス、場面シラバス、話題シラバスなどがある。

ロシア語をマスターするためには
難しい文法をしっかり理解しなければならない。
だから構造シラバスだ、というのはよくわかる。
しかし、私は2年という期限付きの生活のなかで
周りの人とおしゃべりできるようになったらいいなー
という目的のためにロシア語を習っているわけだから
場面シラバスでもいいんじゃないかと思う。
たとえば「バザールでの会話」というテーマで
会話例を練習しておぼえる。次は「タクシー」というように。

なんてことを考えていたのだが
「それ以前の問題」が発生した。

☆ ☆ ☆

昨日の昼、塾からロシア語で電話がかかってきた。

ロシア語を習い始めた学習者に
ロシア語で電話をかけるなんてどうかしてると思うのだが
幸い、私の同僚はロシア語話者で、かつ日本語ペラペラなので
電話を代わってもらう。

同僚が通訳する。
「先生はいなくなりました。もうタシケントに戻りません。
 続けたいなら代わりの先生を探しますが
 いま年末なので、年明けの再開をめざす方向でどうでしょう?」

想像のナナメ上をいく展開である。

「先生がいなくなった」???
先週の金曜日には、私たちにたっぷり宿題を出していたカミラが?
そのときには続けるつもりだったのか
宿題はカモフラージュだったのか。
今となっては藪の中である。

とりあえず、塾のマネジメントに問題がありすぎるので
再開は希望せず、各自で独学、ということになった。

独学かあ……。
私がロシア語を話せるようになる日は遠そうである。

2012年12月14日金曜日

美人が多い国


ウズの女子の美人率はとても高い。

ドン小西も一押し。
「これは必見!!ウズベキスタンの美人特集の巻」(2011-11-05)
http://ameblo.jp/don-konishi/entry-11066478970.html

↑これ、ファッション業界だから特別に美人が多いというわけではなく
一般的にこんなレベル。
金髪長身美人もいるが
最後の「バーカウンターの女の子」みたいな
黒髪のエキゾチックタイプが多い。

先日、タシケントにある日本人材開発センターのご好意で
当校の1年生に浴衣を着せていただいた。
そしたら、もともと美人な女子たちが
さらに美人になっちゃって
クラスメイトの男子たちはデレデレだった。

浴衣美人になった女子を並べて写真も撮ったんだけど
公開するのがもったいないので、ここには掲載しない。

代わりに、書道クラブを開催したときの
エルドルくんの写真をどうぞ。



「自由に書いてください」といったらこうなった。

2012年12月11日火曜日

世界遺産で熱唱


ウズの大統領の娘、カリモヴァ・グリナラ氏は
政治、会社経営、ファッションデザイナーなどなど
七面六臂の活躍ぶりで、
タシケントの中心部にあるキレイなお店は
アパレルもレストランもスーパーも
全部グリナラ氏の経営なんじゃないかというくらいの人物である。

そんな彼女が出したCDのPV。


世界遺産の都市・ブハラを舞台にしたPVが
さすがの美しさです。

2012年12月10日月曜日

ウズから衆院選に投票してみた


日本で衆議院議員選挙が行われるに先立ち、
ウズでも在外投票が行われました。

私も在ウズベキスタン日本大使館の一室で投票してきましたが
その間、ほかの投票者はいませんでした。
領事が私だけのために投票の仕方を説明してくれて
私が投票用紙やら封筒やらにモタモタと記入している間、
立会人と2人でじっと待っているので
なんだか申し訳ない気持ちになりましたよ。

ところでウズでは何人が投票したのでしょうか。

私は住所が確定してからすぐに在外選挙証の申請をしていて
今回の選挙にギリギリ間に合いました。
ということは、私より後に来ウズした人には
選挙人証がないということです。
選挙権がある人が100人くらいで
日本の投票率と同じ7割の人が投票すれば70人ですが
私の勝手な感触では、そこまでの人数は投票に来ていなさそうです。
用意されていた封筒などを見るに
その半分も来なかったんじゃないかなあ。

わずかな人数のために、会場を設営し、立会人を雇い
大使館の人が準備してくださっているわけで
これはなかなか重い1票だなあと思いました。

2012年12月9日日曜日

タシケントの日本人


日本には840人のウズベキスタン出身者がいるそうです。
(2012年6月現在:法務省)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uzbekistan/data.html

対して、ウズベキスタンにいる日本人は
138人(2012年10月現在)。
JICAの隊員が37人、職員や専門家が15人、その家族17人(2012年12月現在)なので
ちょうど半分がJICA関係者ということになります。

ほかは、約4分の1が大使館関係で
残りの4分の1は、国際交流基金関係がたぶん5人、日本語教師が6人、留学生が3人、
それから、私は交流がないけれど、商社の人も少しいるらしいです。

大使館の人は、たぶん全員について把握しているし
私でさえ、半分以上の人を知っているほどの規模です。

 ☆ ☆ ☆

さて、今夜は日本人会の忘年会だというので
私の知らない在ウズ日本人を見に行きました。

……が、だいたい所属組織ごとにまとまってしまっていて
初対面の人とゆっくり話すような機会はありませんでした。残念。

パッと見は普通の日本人の集まりでしたが
まあ、パッと見から変わった人ってそうそういないので
実際のところはよくわかりません。
民間企業の立場でウズで仕事をすると、この国がどう見えるのか
ぜひいつか聞いてみたいです。