2012年6月29日金曜日

ウズベキスタン基本情報

ウズベキスタンは、ソ連解体時に独立した、比較的新しい国家である。

首都はタシケントだが、より有名なのはサマルカンド。
シルクロードの中継地点として栄えた歴史をもち
青いモスクなどの美しい建造物群は世界遺産に指定されている。
ほかにも、ヒヴァとブハラが世界遺産となっていて、ヨーロッパなどから多くの観光客が訪れている。

国土は日本の1.2倍。
人口は今年中に3000万人を超える見込み。
大陸性気候で、夏は暑く、冬は雪が降るほど寒い。

隣国と陸続きで海のない国を内陸国というが
ウズベキスタンは、内陸国に囲まれた二重内陸国で
2つの国を超えないと海にたどりつけない。
そのような国は、世界中で同国とリヒテンシュタインだけである。

公用語はウズベク語だが、旧ソ連であることからロシア人も多く、ロシア語話者も多い。
ウズベク語はテュルク語系の言語で日本語と語順が同じ(SOV)、
つまりロシア語とはまったく文法が異なるが
ウズベキスタンには両方を理解する人も多い。

ウズベク語は、ソ連時代にはロシア語と同じキリル文字で表記されていたが
今はラテン文字、つまりアルファベットで表記されている。
といっても急に国中の表記を一変することは難しく
キリル文字もいまだに多く使われている。

宗教としてはイスラム教だが、その信仰はかなりユルく
ウォッカをガブガブ飲む人も多いし、髪を隠した女性は少ない。

主な産業は綿花栽培。
野菜や果物も様々な種類が作られている。
天然ガスや希少金属も産出するが
隣のトルクメニスタンのように、天然ガスをガンガン輸出して大金持ち、
みたいな感じではない。

……こんな感じかな。
あとは実際に見聞きしたことを書いていきたいと思います。

到着4日目のメモ

ウズベキスタンに着いたのは夜だった。
迎えが来てくれていて、そのままホテルへ。
50ドルを両替して95400スムに。
最高額の紙幣が1000スムなので、97枚の札束を手にし、金持ち気分。

2日目はJICA事務所のみなさまにご挨拶してオリエンテーション。携帯電話貸与。
ボランティアルームの説明を受けたあと、ホテル近くのスーパーへ。

ご飯は、昼に事務所の近所のプロフ屋へ行って初プロフ。
夜は同期6人で、ホテル近くのトルコレストランへ。
ピザなどおいしかったが、ビールがなくてがっかり。
買って帰ろうとしたら、スーパーにもなく
ウォッカ屋にもなく、3軒目でようやく。
4本で16000スム。

3日目は、日本大使館表敬から。
日本センター見学と語学教師との顔合わせも。
語学は、ウズベク語2クラスとロシア語の3クラスらしい。
ウズベク語はどうクラス分けするのか。
気になるところ。
昼ご飯は事務所近くの食堂で水餃子とロールキャベツ。
夜はプチ歓迎会で先輩隊員たちが法科大学近くのレストランへ連れていってくれた。
シニアの方のお話が面白かったのだが
歌手がガンガン歌っていて話しづらかった。

4日目。オリエンテーション最終日。
同期6人、志望動機と抱負を改めて話した。
あとは、健康について、ホームステイについて、ウズベキスタンの文化(主に男女関係)について。
USB型のモデムを貸与。

昼はJICA事務所の入っているビルのレストランで。夜はホテル近くのレストラン。
そろそろ自炊を始めないとお金が続かない。

2012年6月26日火曜日

飛行機にて

いま、タシケントに向かう飛行機の中でこれを書いている。
心強い同期が5人もいっしょで、不安や緊張はほとんどなく
むしろ、「ようやくここまで来られた」という安堵が強い。

「海外に住みたい」という思いついたのは2010年の暮れ。
それから日本語教師になるための勉強をし、転職活動をして
2010年9月1日にウズベキスタン派遣が決まったものの、派遣は10ヶ月後。
何かの拍子に派遣が取り消されてしまうのではないかと
ビクビクしながら準備を進めてきた。

あとは2年間、ベストを尽くすだけだ。

2012年6月14日木曜日

おはよウズベキスタン

ウズベキスタンという国について、日本人の多くはよく知らないと思う。
サッカーのワールドカップ予選で日本代表と同じリーグだったので、
ようやく名前は知られてきたという感じ。

私はTwitter内を「ウズベキスタン」でよく検索しているが
そのダントツトップはサッカー関連である。
以下、主観でランク付けすると……

1位 サッカー関連
2位 旅行関連
3位 ウズベキスタン人に会った
4位 「どこか遠い国」としての扱い。例:ウズベキスタンとか行きたい。どんな国か知らないけどw
5位 ダジャレ
「おはよウズベキスタン」
「◯◯したくてウズベキスタン」
「胸に顔をウズベキスタン」
(ひらい調べ)


ダジャレがランクインしてしまうほど
ウズベキスタンという国についての情報は少ない。

しかし、ハマる人はハマる国らしく、
新橋の日本ウズベキスタン協会が主催するウズベク語講座には、旅行でウズベキスタンファンになった人が通っている。

そんな未知の国ウズベキスタンに、2年間赴任することになったので
これからその様子をレポートしていきます。